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その13 キングギドラ
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「流星人間ゾーン」
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この「私の愛した極悪キャラクターたち」では、超有名悪役は避け、もっぱら準メジャーやマイナーキャラばかりを選んで紹介してきたのですが、東宝の特撮映画に出てきた怪獣のうち、私が一番好きなのを一匹選ぶとなると、やはりキングギドラをあげざるを得ません。
なにしろ、私、平成のVSゴジラ・シリーズなんて最初は眼中にもなかったのに、キングギドラが復活する(「ゴジラVSキングギドラ」)と知るや、5年ぶり
ぐらいに、劇場まで足を運んで、スクリーンで見てきてしまったぐらいですから。(この時のギドラ映画は、私が住んでる札幌が舞台だったという、他にも「見
たい」理由があったのですが)
そもそも、キングギドラは昭和の時代のゴジラ映画では、最強の怪獣として君臨し続けていました。のちにヘドラやメ
カゴジラなどの新たな強力悪役怪獣が登場しても、それでもキングギドラは東宝特撮最強の悪玉怪獣の座を追われる事はなかったのです。キングと言う名前もダ
テではなく、創造された瞬間より究極の悪の存在に定めらていた怪獣だったのだとも言えましょう。
しかし、それほど凄い怪獣であっても、やはり出過ぎるのは良くないようでして、ファンたちの好感度とはうらはらに、キングギドラは何度も何度も再登場するたびに、その圧倒的な強大さもどんどん地に堕ちていったようなイメージがあります。
デビュー作「三大怪獣地球最大の決戦」では、ゴジラ、ラドン、モスラの大怪獣三匹がかりでないと倒せないほど強いキングギドラでしたが、「怪獣総進撃」で
は7大怪獣に袋だたきにされて絶命し、「ゴジラ対ガイガン」では、新怪獣ガイガンのおまけとして、2対2の互角勝負でも仇敵ゴジラに負けるようになってし
まったと一般には思われています。テレビのヒーローもの「流星人間ゾーン」でも、巨大ヒーローのゾーンファイターにタイマン対決で敗北してますし(ただ
し、殺されてはいない)、「ゴジラVSキングギドラ」の平成の時代に復活した時も、今度はゴジラ相手のタイマン決戦でも確実に破れて、リベンジの為にメカ
強化されると言う、情けない展開になります。「モスラ3」では、とうとうモスラ相手のタイマン試合でも負けてしまいますし、「ゴジラ・モスラ・キングギド
ラ 大怪獣総攻撃」になると、モスラとタッグを組んでも、ゴジラに勝てないほどギドラは弱い存在になってしまったのでした。(もっとも、これらの平成ギド
ラたちは、昭和ギドラとは必ずしも同一存在ではないので、引っ括めて論じるのは早計かもしれませんが)
「これでいいのか、キングギドラ?」と問
いかけたい時、ついにゴジラ映画自体が最後の日を迎え、「ゴジラFINALWARS」が2004年に公開される事になりました。東宝怪獣映画の総決算と銘
打たれた、この映画に、なぜかキングギドラは参加させてもらえなかったのですが、代わりに、隠し球の新怪獣として、カイザーギドラが登場します。それは、
まさにキングギドラの王とも言える風貌と強さを持つ怪獣であり、すでにイメージダウンが著しいキングギドラに代えて、このような新ギドラをゴジラ最後の敵
として代用したのは、私としては納得しながら鑑賞できたのでありました。
(本「極悪キャラ」のコーナーは、テレビ番組が主体である為、掲載してい
る画像も「流星人間ゾーン」に出てきたキングギドラです。このテレビ出演のギドラは、一番弱くなった時期のギドラの象徴のようにも感じられなくもないです
が、金星を根城にしていたり、必殺の引力光線を名前通りのきちんとした反重力能力として使用するなど、見るべき部分も多いです)