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その6 ブラックパンサー
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アニメ版「タイガーマスク」に出てきた悪役レスラーは、「虎の穴」以外のレスラーでも魅力的な奴が多く、そのうちの一人をあえてチョイスするのは非常に辛い話なのですが、まず原作マンガにも出てきたレスラー(赤き死の仮面とかピラニアンなど)は除外、有名すぎるキャラクター(「虎の穴」のボス格、3人タイガーなど)もとりあえずノミネートから外しますと、このブラックパンサーこそ私のお気に入り悪役レスラーだと言う結論にたどりつきます。
少々の「タイガーマスク」ファンですと、すぐには思い浮かばない敵レスラーかもしれませんが、実は「虎の穴」がタイガーマスク打倒の為に育て上げた鳴り物入りの強豪レスラーだったりします。
「虎の穴」出身と言う素性を隠して、わざわざタイガーマスクの覆面王座タイトルに挑戦するトーナメントに参加。競争相手を次々に血祭りに上げて(たとえば、ヨーロッパのプロレス界最強と噂されるカメレオン男爵は、メジャーレスラーとしてのプライドが強かったばかりに、こんな無名レスラーごときに負けたら恥だと、コブラツイストをかけられても、ギブアップせずに無理して粘ったりしたものだから、そのまま絞め殺されてしまいました)、最終王座決定戦でチャンピオンのタイガーマスクと対決します。ウルトラ・タイガー・ブリーカー破りまで備えており、反則なしでもタイガーマスクと互角に渡り合いますが、慢心から手痛い敗北を喫したのでした。
さて、このブラックパンサーなるライバル、出現時はそうとう期待させ、見ている私たちの方もワクワクさせてくれたのですが、肝心のタイガー戦になりますと、なぜか盛り上がりにかけ、思った以上にあっさりと負けてしまいます。原因は、どうも、「虎の穴」らしからぬ技とテクニック中心のレスラーであった為、確かにタイガーと対等に戦ってはいたが、試合自体がビジュアル的にインパクトのある流血反則戦にならなかったからだと推察されます。
この登場時の「強敵登場」のはったりが効いていた分、実戦の方が皆の期待に追いついていなかったのが、非常に残念に思われるキャラクターなのですね。そして、期待にそえなかった者の末路らしく、最後は「虎の穴」の強制労働の罰を受ける事となり、そのまま表舞台からは姿を消してしまう事になります。(「虎の穴」でも最強クラスのレスラーだったはずなのに!)
タイガー対パンサーの試合は、王者大決戦らしく、もっともっと凄まじいファイトを見たかったと言う個人的願望ゆえ、私は「タイガーマスク」のベストお気に入りキャラとして、このブラックパンサーを掲げる次第なのであります。